
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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セロリの育て方を約17分の動画で野菜栽培士が分かりやすく解説します。セロリ(セルリー)の栽培方法(コンテナと土作り・種まき・植え付け・間引き・わき芽取りと下葉かき・軟白栽培のやり方・追肥・水やり・収穫方法・病害対策・害虫対策)など、セロリ栽培のコツとポイントを短時間で掴むことができます。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 セロリ(セルリー)の育て方
1:47 プランターと土作り
2:41 露地栽培の土作りと畝作り
3:43 種まき
5:27 間引き
6:44 苗の植え付け
9:00 わき芽取りと下葉かき
9:50 軟白栽培のやり方
10:26 水やり
11:50 追肥
12:44 収穫
13:56 病害対策
15:05 害虫対策
【動画の内容】
セロリの上手な育て方
セロリはセリ科の葉野菜で、原産地は地中海沿岸です。日本ではフランスなまりのセルリーという呼び名が一般的です。和名はオランダミツバと呼ばれていて、清正人参という別名も付いています。
原産地では水辺のやや湿気の多い土壌で生育していたため、水分量が多い土壌を好み、野菜の中では多肥性で、土作り次第で収量が大きく変わります。
栽培時期は春まきが5月~7月で、夏まきが6月~8月で、種まきから収穫までは4か月以上かかります。
セロリに多く含まれる栄養素は、ビタミンB群・鉄分・食物繊維で、
葉の部分にはカロチン(ビタミンA)が茎の2倍も含まれています。
セロリは比較的どの品種でもよく育ちますが、独特の香りが苦手な方はクセが少ないコーネル種を選ぶと良いでしょう。人気の種類には「コーネル619」「トップセラー」「スープセロリ」などがあります。
プランターと土作り
セロリの栽培で使うコンテナサイズは標準タイプ(60㎝程度)で深型のものを用意しましょう。1株なら10号サイズ以上で深型の植木鉢でも栽培することもできます。
栽培用土は市販の培養土を利用すると袋から開けてすぐに使えて便利です。自分で用土を配合するときは、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1に用土10ℓあたり、苦土石灰と化成肥料、各10~20gを混ぜ合わせておきましょう。
露地栽培の土作りと畝作り
露地栽培では植え付けの2週間前までに土作りを終わらせておきます。
セロリは酸性土壌を極端に嫌います。苦土石灰で酸度調整をしておきましょう。土壌酸度(pH値)は6.0~6.5です。
植え付けの1週間前になったら、堆肥(2kg/㎡)と化成肥料(100g/㎡)を畑の全面にまき、良く耕してから、幅が60~80cmで高さが10~15cmの平畝畝を立てておきます。
乾燥を嫌うので、畝を高くし過ぎると用土が乾燥しやすくなって生育が悪くなります。
種まき
セロリは直まきとポットまきができます。種まき適期は春まきは5月~7月(寒冷地)で、夏まきが6月から8月が目安です
発芽に適した温度は15~20℃で、20℃前後がもっとも発芽が良くなります。発芽適温内なら、7~14日で発芽が始まります。
ポットまき
1か所あたり種を深さ5㎜以下で4~5粒ほど点まきします。
直まき
種を5㎜以下の深さで、1cm間隔に筋まきします。
セロリは光好性種子で発芽には光が必要です。覆土は細かな用土を薄くかけるのがうまく発芽させるポイントです。種まき後は用土の表面が乾いたタイミングで水やりを行います。
間引き
セロリは葉が込み合わないように成長に合わせて間引きを行いましょう。
1回目の間引きのタイミングは葉と葉が触れ合ったときで、2回目以降は苗の成長に合わせて1回目と同様に葉と葉が触れ合うタイミングで定期的に間引きます。
最終の間引きは本葉が3~4枚になった頃です。根が絡まっているときは根元からハサミで切り取ってもかまいません。
苗の植え付け
セロリを種から育てるのが難しいと感じたら、園芸店などで売られている苗から育てるのがおすすめです。苗からだと60日~80日で収穫できます。
セロリは春と秋に苗の植え付けができますが、栽培しやすいのは春植えです。生育が良くなるのは15℃~20℃です。高温期の夏場は、遮光ネットで日よけをして温度管理をしながら育てましょう。
株間は20cm~30cm以上確保して植え付けましょう。株間が狭いと日当たりが悪くなり、養分と水分を奪い合って株が小さくなってしまいます。
わき芽取りと下葉かき
セロリはわき芽取りと下葉かきを行うと株が大きく育ちます。わき芽や不要な下葉を残すと、養分と水分が株全体に回らなくなり、株が小さく軟弱に育ってしまいます。
軟白栽培のやり方
家庭菜園で育てるセロリは青々としていますが、スーパーで売られているセロリは茎が柔らかくきれいな白色をしています。家庭菜園でも簡単に軟白栽培ができます。
芯葉が立ち始めたら茎の部分を厚紙などでぐるっと包んで、日光に当たらないように株を育てるだけです。
水やり
セロリは適度な水分量になるよう管理するのが多収穫のポイントです。
種をまいてから本葉が3~4枚になるまでは用土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。
苗を植え付けてから根付くまでの約1週間は、1日に数回水やりを行います。苗が根付いたあとは、草姿を地面に拡がった形状にして根の張りをよくするため、水やりの間隔を長くします。
芯葉が伸び始めたら、水やりの間隔を少しずつ短くしていき、収穫の3週間前になったら毎日水やりを行います。
追肥
植え付け後から追肥をスタートさせ、月に2回を目安に施します。
1回あたりの追肥量は、コンテナ栽培では1株あたり5g~10gが目安で、
株周辺にパラパラとまいて表面の用土と軽く混ぜてから株元に寄せておきます。
露地栽培では1㎡あたり20g~30gを畝間にまいて、軽く用土と混ぜてから畝の肩に寄せておきます。
収穫
セロリの収穫方法には、株ごと抜き取る方法と食べる分だけ外葉を掻き取る方法があります。
収穫適期は、種まきから約4.5か月、苗を植え付けてから約2.5か月です。
見た目で収穫時期を判断するときは、株が30cm~40㎝の高さになった頃です。
株ごと収穫する時は、葉柄を束ねて掴んで、株元をナイフで切って収穫しましょう。
病害対策
セロリが掛かりやすい病害は、苗立枯病・萎黄病・黄化病・軟腐病・葉枯れ病・腐敗病などです。
病害が発生しやすい条件は、高温多湿が続く・低温多湿が続く・連作をしているなどです。
病害に強い株を育てるポイントは、良質な土作りを行って、適正な時期に適量の肥料と水を与えることです。
害虫対策
セロリ栽培でよく見かける害虫は、キアゲハの幼虫・クロモンキノメイガ・ハモグリバエ・ヨトウムシ類などです。
害虫の被害に遭っていないかこまめに観察して、数が増える前に早めに駆除しておきましょう。
防虫ネットのトンネル掛けは、多くの害虫防除に有効な対策です
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