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6万 回視聴 ・ 218いいね ・ 2025/05/06

 ゴールデンウィーク期間、全国各地の観光地は多くの旅行者でにぎわいました。今年は物価高の影響もあるのか、節約しながら観光を楽しむ人が増えています。

■東京・府中市に80万人「近場楽しむ」

警察官
「この付近、立ち止まることはできません」

 5日夜、活気であふれていたのは東京・府中市。およそ1900年前に創建されたという大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」です。

 かつては、深夜に街の明かりをすべて消した暗闇で行われたみこし渡御。一目見ようと、歩道は見物客で埋め尽くされています。

 祭りが終焉を迎えると、参道は地面が見えないほどの人でごった返しています。横断歩道も帰路に就く人であふれ返り、赤信号になっても渡りきることができません。

 祭りの期間中にはおよそ80万人、府中市民の3倍ほどの見物客がくらやみ祭を目当てに訪れるほど。今年は近場でゴールデンウィークを楽しむという人も多く…。

神奈川からの客
「旅行は毎年行っていますけど、今はちょっと高いので。泊まらないで近場で、でもちょっと楽しめるところで」

■0泊で函館へ…“お花見ジンギスカン”を堪能

 北海道函館市の五稜郭公園。例年ゴールデンウィークに桜が見頃を迎え、多くの人が花見に訪れます。

 特に人気の花見スポットが、五稜郭タワーの展望台。高さ90メートルから見下ろす桜は、五稜郭の特徴的な星形をピンク色に染めます。

 さらに、北海道のお花見の風物詩ともいえるのが“お花見ジンギスカン”。見上げれば桜、見下ろせばジンギスカン。

札幌からの観光客
「(Q.きょうは何を楽しみに来ましたか?)ジンギスカン」
「多分、私ぐらいの年代だと(花見で)ジンギスカンをやるのが普通。北海道は多分そう」
「(Q.どうですか?)おいしいです」

 今回の函館旅行、頭を悩ますのは出費です。

札幌からの観光客
「今回、ホテルをとろうと思っても、なかなか…え?っていう金額にどうしてもなっているので、探すのはひと苦労しました。高速乗ると札幌からだと、やっぱり3000円~4000円かかるので。朝早く出れば高速道路乗らないで来られるかなとか」

 さらに、こちらのカップルは、こう話します。

東京から来たカップル
「(Q.今回の旅行の中で一番節約は?)交通費。飛行機とか新幹線とか、飛行機は高いので。ゴールデンウィークの時期は、バスとフェリー乗り継いで来ました」
「金曜の夜の8時半バス出て、朝、青森着いて。青森からフェリーできのう昼過ぎに函館にようやく着いた」

 移動のバスで車中泊することで、ホテル代を節約。

東京から来たカップル
「(Q.どれくらいかかるんですか?)14~15時間」

 長い時間かけてやってきた函館旅行のメインイベントが“お花見ジンギスカン”。

東京から来たカップル
「おいしいです。外でジンギスカンしたかったんで」

■100万ドルの夜景「混み具合100万倍」

 ゴールデンウィークの函館で特に混雑している場所もありました。

 人だかりができるほど観光客が殺到しているのは、「100万ドルの夜景」ともいわれる函館山の夜景。まるで宝石のように輝く夜景を一望できます。

 手前に人が映りこまない絶景写真を求め、なんとか最前列で撮影しようとする観光客。展望台で一番高い撮影スポットには、人がぎゅうぎゅうになるほど押し寄せ、夜景の前には人の壁ができていました。

埼玉から来た夫婦
「(Q.予想と比べて、この人混みどうですか?)100倍。マジで100倍」
「(Q.(展望台の)前まで行けました?)なんとか。隙間をギュって入ってみたいな」

 展望台の一番前で撮影した写真がこちら。

埼玉から来た夫婦
「このくびれの部分が撮りたかった。本当にきれい。これが100万ドルかって思いながら」
「(Q.100倍の混み具合?)100万倍かもしれない」

 100万ドルの夜景に満足した後に待っているのが、山のふもとへ降りる帰りのロープウェイの大行列。長蛇の列は階をまたいでも続き、駅の建物に入りきらないばかりか、行列は何重にも折り返しています。

 ロープウェイは5分間隔で運転していますが、なんと1時間待ちです。

埼玉から来た夫婦
「行きは30分待たなかったんですけど、帰りで1時間以上って聞いて」
「憂うつな…帰りが」
「なんかもう、歩いて帰るかぐらい」

■圧巻の絶景…大藤棚

 東京から車でおよそ1時間半。栃木県にある、関東屈指の藤の名所「あしかがフラワーパーク」でも園内は大混雑。園内中央にそびえる2本の大藤は樹齢160年を超え、2本が一体化した大藤棚は、広さ1200畳に及びます。

 日光に照らされ、キラキラと輝く様子は、まるで薄紫色のシャンデリアのよう。長さ80メートルの「白藤トンネル」の中では、出入り口が見えなくなるくらい人で埋まります。

 圧巻の景色を求め、押し寄せた人たちから聞こえてきたのは…。

都内からツアーで来園
「物価高で旅費も上がっていますし、ホテル代も上がっているので、近場できれいなお花が見られたらなと思って」

神奈川から来た来園客
「海外旅行は高かったです。日本で楽しもうかなと思って」
「1日で行ける気軽な遠出」

 3日は4万人が訪れ、その多くが関東圏から来た人だということです。

 早朝にもかかわらず、駐車場には多くの車が。午前7時の開園時間直前には、大行列に。3日は混雑回避のため、5分早く開園しました。開園と同時に、入り口から一目散に駆け出す女性たちの姿がありました。目的地は300メートル先の大藤棚です。

 女性が去年、大藤棚で撮影した写真。咲き誇った大藤と鮮やかなツツジを1枚に収めたものの、大勢の客が映り込んでいました。今年は早朝から並び、人が映らない写真を狙って走っていたのです。

 大藤には、一番乗りで到着。人が来る前に、すぐにシャッターを切りますが、今回撮った写真は人が映らずに済んだものの、一緒に撮りたかったツツジがピークを過ぎていました。

大藤に一番乗りした女性たち
「ツツジが咲いてない!」

 撮影を終えた2人は、次のように話します。

大藤に一番乗りした女性たち
「早朝ダッシュはもういいです。疲れちゃった…リベンジしたいけど」

■閉園間際の人いない絶景を撮影…客がいなくなるのを待つ人も

 日が沈みだしてからも、人の数が減る気配はありません。彼らのお目当ては、ライトアップです。

 宝石のように輝く藤の花々が夜風に揺られ、園内を幻想的に彩ります。特に、光をまとった大長藤が水面に映し出され、息をのむほどの絶景が広がります。

福井から来た男性
「昼は昼できれいですけど、夜は夜でまた幻想的で。また藤の色味も変わって。ちょっと赤みが出るというか、ライトアップされて」

 閉園間際の人のいない絶景を撮影するために、客がいなくなるのを待つ人もいました。

 ついに待ちに、待った瞬間が訪れました。

宮城から来た夫婦
「とりあえず撮れました。100点ではないけど、まずまず良かった」
「(Q.人いなくなった瞬間、どんな思い?)神が降臨した感じ。神様ありがとう。すごく素晴らしい写真だと思う」

■ホテル代高すぎる…注目の「車中泊」

 ゴールデンウィークで各地がにぎわうなか、旅行者を悩ませたのが宿泊費の高騰です。費用を抑えたい旅行者の注目を浴びているのが「車中泊」です。

神奈川から来た家族
「神奈川から家族4人で来ました。(車中泊は)だいぶリーズナブルなのと、荷物の出し入れがほぼないので楽です」
「(Q.車で旅行するのは楽しい?)楽しい」

 京都市内にある車中泊専用エリア。一泊一台3850円からと、ホテルとは比較にならないほど割安です。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年5月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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